脱毛コラム
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医療脱毛で「照射漏れかも?」と思ったときに知っておきたい見分け方とクリニック対応を徹底解説

「脱毛したのに一部分だけ毛が残ってる…これって照射漏れ?」「VIOの一部だけ抜けないけど、どうしたらいいの?」医療脱毛を受けた後、このような不安を感じる方は少なくありません。
せっかくお金を払って脱毛しているのに期待通りの効果が得られないと心配になりますよね。今回は医療脱毛における「照射漏れ」について、その見分け方から対処法まで、詳しく解説していきます。
CONTENTS
医療脱毛の「照射漏れ」とは?
まず「照射漏れ」について正しく理解することから始めましょう。
照射漏れとは
照射漏れとは、脱毛器のレーザーが本来照射されるべき部位に当たらず、その部分だけ毛が残ってしまう状態のことです。技術的なミスや照射角度、機器の設定などが原因で起こることがあります。
「照射漏れ」と「毛が抜けにくい」との違い
照射漏れと混同されやすいのが「毛が抜けにくい」状態です。これは照射は正常に行われているものの、毛周期や個人の体質により毛の抜け落ちるタイミングが遅い場合を指します。この場合は照射漏れではないため、レーザーの出力設定を調整したり、複数回の施術を重ねることで徐々に効果を実感できるようになります。毛質や肌質に合わせた適切な対応を続けることが大切です。
照射漏れが起こりやすい部位
特にIラインやVIOエリアは、体の構造上照射しにくく、照射漏れが起こりやすい部位とされています。凹凸が多く、角度によって照射が届きにくい箇所があるためです。
重要なのは、医療脱毛であっても照射漏れが完全にゼロということはないということです。これは技術的な限界もあり、どのクリニックでも一定のリスクとして存在します。
医療脱毛で「照射漏れ」はどうやってわかるの?

医療脱毛を受けて「なんだか毛が残っている気がするけど照射漏れといえるのかな…」と不安な気持ちを抱えているあなたのために、照射漏れの特徴と、もしそうだと感じたときにどうすれば良いのかを詳しく解説します。
明確な境界線がある
照射漏れの最も分かりやすい特徴は、照射された部分とそうでない部分がはっきりと分かれることです。毛が抜けた部分と残っている部分の境界が直線的だったり、明確な形で残っていたりします。
部分的な毛の密集
一部分だけ毛が密集して残り、周囲は綺麗に抜けているという状態も、写真や口コミでよく見られる照射漏れの典型例です。
VIO、特にIラインでの症状
前述の通り照射が困難なVIOエリアでは、特に抜け感にムラを感じやすく、「ここだけ全然抜けない」という部分があれば照射漏れの可能性があります。
照射漏れと勘違いされやすいケース

照射漏れだと思っても、実は別の原因である場合もあります。勘違いされやすいほかの原因3つについて紹介します。
毛周期によるタイミングの違い
毛には成長期・退行期・休止期という周期があり、すべての毛が同時に抜けるわけではありません。照射後2〜4週間は様子を見る必要があり、この期間中に「抜けていない毛」があってもそれが必ずしも照射漏れとは限りません。
照射方式の違いによる抜け感の差
医療脱毛には熱破壊式と蓄熱式があり、それぞれ毛の抜け方や抜けるタイミングが異なります。熱破壊式は施術後1〜3週間ほどで毛がポロポロと抜け落ちるため比較的早めに効果を実感しやすいです。
一方、蓄熱式は施術後すぐに毛が抜けるのではなく、次の毛が生えてこない、あるいは生えにくくなるという形で効果が現れます。
毎回同じ症状を感じる場合
毎回「照射漏れ」だと感じる場合は、実際には照射の出力設定や個人の体質が影響している可能性があります。本当に照射漏れであれば、毎回同じ箇所で起こることは稀です。
医療脱毛で照射漏れが起こる原因
医療脱毛で照射漏れが発生する具体的な原因とは何なのでしょうか? 詳しく見てみましょう。
技術的な問題
施術者のスキルや経験により、照射の角度や範囲にミスが生じる場合があります。特に複雑な形状の部位や照射しにくい角度ではこのような技術的な問題が起こりやすくなります。
部位の特徴による困難さ
上記で説明したIライン・VIOエリアなどは凹凸が多く、陰影ができやすい部位のため、レーザーが均等に当たりにくく、どうしても部位によっては照射漏れのリスクが高くなってしまいがちです。
照射漏れの判断方法と正しい対処法

「毛が残っているけど、これって照射漏れなのかな」と悩んでいませんか?専門的なことをどうやって見分ければいいか迷ってしまいますよね。
そこで残っている毛に対して照射漏れかどうかを判断し、適切に対処するための方法をお伝えします。
判断のタイミング
前述した照射後2〜4週間の期間が経過しても一部だけ毛が残っている場合は、照射漏れの可能性が高いと考えられます。この期間を待ってから判断することが重要です。
写真での記録
症状を写真で記録しておくと、客観的な判断材料になります。照射前後の状態を比較できるよう同じ角度・同じ明るさで撮影するのがポイントです。
クリニックへの相談
照射漏れの疑いがある場合は必ずクリニックに相談しましょう。多くの医療脱毛クリニックでは再照射保証を設けており、適切な対応をしてくれます。
「打ち漏れを認めない」場合の対応
まれに照射漏れを認めてもらえない場合もありますが、その際は写真などの証拠をもとに冷静に説明することが大切です。納得のいく回答が得られない場合は、セカンドオピニオンを求めることも検討しましょう。
照射漏れが不安な人が選ぶべきクリニックのポイント

照射漏れのリスクを最小限に抑えるためには、そもそもどんなクリニックを選べばよいのでしょうか。照射漏れのトラブルが起きにくいクリニック選び方についてチェックすべきポイントをご紹介します。
再照射保証の有無
照射漏れに対する再照射保証があるかどうか、その条件や期間はどうなっているかを事前に確認しましょう。保証内容が明確に示されているクリニックがおすすめです。
照射レポートや管理体制
施術の詳細を記録する照射レポートを作成しているクリニックは、管理が行き届いており、万が一のトラブルにも適切に対応してもらえる可能性が高いです。
また、担当制を採用しているクリニックでは、同じ施術者が継続的に対応することで照射の履歴や肌の状態を把握しやすく、より安心して施術を受けることができます。
丁寧な説明とコミュニケーション
照射部位や方法について丁寧に説明してくれるクリニックは、技術面でも信頼できることが多いです。質問に対して誠実に答えてくれるかどうかも重要なポイントです。
まとめ|照射漏れは珍しくない。不安なときは必ず相談を

照射漏れは医療脱毛において完全に避けることは困難な事象の一つです。特にVIOエリアのような複雑な部位では、どうしても一定のリスクが存在します。
重要なのは、「照射漏れ」と「通常の毛の抜けにくさ」を正しく見分けることです。一人で悩んだり、次回の予約まで我慢したりする必要はありません。前述の通り照射後2〜4週間経過後に様子を見て、明らかに不自然な毛の残り方をしている場合はクリニックに相談しましょう。
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